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情熱に出会い、魂を語る 神田紅(後編)

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第46回

受け継ぐ魂と育てる未来

 先にもお話しした「輝く女シリーズ」で、次にどんな人を取り上げようかと、今はアンテナを張り巡らせているところです。来年は芸道50周年ですし、墨田区にいるので「忠臣蔵」こと、赤穂義士伝かなとも思っています。

 本当にすみません。住吉踊りに関しては膝が良くないので、たいした踊りは見せられません。でも、一生懸命に踊ります。私は落語芸術協会所属の芸人で、落語協会の芝居にアウェイで出るというのは非常に緊張感があるんですが、(古今亭)志ん彌師匠をリーダーとするあの空間がとても居心地がいいんです。

 若い人も増えてきた中、踊りも高座も務めさせていただくというのは、とっても新鮮です。宝井梅福(うめふく)さんと交互なので、毎日ではありませんが、しっかり取り組みながらも楽しくやらせていただきます。

 今年(2026年)は8月13日~15日に『牡丹燈籠(ぼたんどうろう)』を連続で読みます。『牡丹燈籠』は私にとって初心に返るということです。『牡丹燈籠』は、師匠と息を合わせて立体でやってきたので、基本的なものに戻ろうという思いです。だから今年は「発端」「お札はがし」「栗橋宿(くりはしじゅく)」をやります。