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霊んメイカー2

「マクラになるかも知れない話」 第十三回

おばけに合わせた働き方改革

 私は、この話が怖いとかどうとかいうその前に、「企業のオペレーションが怪奇現象により変更を余儀なくされている」ということが衝撃だった。

 ただでさえ人の足りていない現場を回すにあたり、社員ふたり以上の手を割いて行うこの業務の負荷は計り知れない。でも「そうした方が長期的に見てプラスになる」からそうしているのだ。

 怪奇現象によって人員が減ってしまうから、だ。

 これは人類の解明せざる、何かの存在を認めざるを得ない。こうして私は「幽霊まったく信じてない派」から「なんかあるだろう派」になったのだった。

 その後、楽屋入りして前座修行を終え、今では夏場には怪談の会なぞ開いている。話のネタになるので、そのトイレとか、怖そうなところにもっと入っておけばよかった、と少し後悔なんかもしている。

 人生とは、わからないものである。今回のエッセイを読んで「私も実際に体験した怖い話あるよ!」という方はぜひ、萬都に教えてください。

 ちなみにその清掃会社の社員さんから仲のよい病院の経営関係者に、このことを報告したらしい。「こういう事態になっているので、お祓いのひとつもしてみてはどうですか」と。

 返答は、

 「そこだけ祓ってもねえ」だったそうだ。

萬ちゃんメモ日記(2026年7月後半から8月前半)


7月18日(土)
 毎夏の地元の会「歌彦・萬都の高知落語会」開催。大勢のご来場、誠にありがとうございました。ゲストの瀧川鯉昇師匠、ウクレレえいじ先生の熱演で大盛り上がり。当日の朝の飛行機が2時間遅れたため、すべての支度を前泊してた歌彦兄さんがやる。来年もよろしくお願いします。

7月20日(月祝)
 中野にて怪談の会。主催者さんに「萬都さんの会に来るお客さんって、皆さん温厚そうですよね」と言われる。温厚な方々と血みどろの怪談を楽しむ。

8月5日(水)
 池袋にて怪談の会。怪談はスパッと決めたいので全体の構想を90分にするも、うっかり120分しゃべる。

8月11日(火祝)
 圓朝忌。落語協会の法要にて圓朝師匠のお墓参り。そのまま大師匠・圓窓のお墓参り。ばったり会った入船亭扇兆にひっついて、三代目三木助師匠のお墓参り。

 ではまた次回!!

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(毎月25日頃、配信予定)

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