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新しい響きを持つ講談への挑戦 神田おりびあ(中編)

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第39回

新しい響きを持つ講談への挑戦 神田おりびあ(中編)

師匠の神田香織とともに

瀧口 雅仁

執筆者

瀧口 雅仁

執筆者プロフィール

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人生を変えた師匠、神田香織の一言

―― そうなんですか。では、どうして、講談の道へ。

おりびあ 師匠の講談サロン(香織倶楽部)の忘年会があって、師匠と色々な話をしている中で、また師匠って、なかなか思っている本音を口にしないんですよ。でもその時、お酒を飲んでいたので本音が出たんでしょうね。「あなたは一般社会で勤まらないから、講談をやっちゃえば」って、その言葉が転機です。

 その頃、何かをやるにはそろそろ年齢的にも……と思っていたんです。だから何かをやりたいという気持ちはずっとありました。音楽をやめるかどうかも考えましたが、結果として、音楽はやめるけど、表現することはやめたくなかった。仕事もしていないし、結婚もしていない。いつの間にか歳ばかり重ねてしまった……と。

おりびあ それが言ってないんです。いつの間にかなっちゃった(笑)。師匠が協会へ履歴書を送ったら、数時間違いで、辞めてしまった(一龍斎)貞太さんが兄弟子になっていたんです。あれやあれやと心の準備もないままに講談界へ飛び込みました。

おりびあ サロンの忘年会の時に、琵琶を担いでいたので、それで「おりびあ」になりました(笑)。