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情熱に出会い、魂を語る 神田紅(後編)

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第46回

情熱に出会い、魂を語る 神田紅(後編)

若き日の神田紅(神田紅HPより)

瀧口 雅仁

執筆者

瀧口 雅仁

執筆者プロフィール

古典に宿す、新たな息吹

 「眼差し」も「まなざし」ではなく、ルビは「めざし」。「めざしに幾分の凄みを帯び」としますからリズム重視なんでしょう。講談の時には「まなざし」にしましたけど……。自分で作ってきたもの、発表してきたものをもう一度深めたい。

 絶対に芝居講談には戻らないぞと思っていたんだけど、あれだけやって来て、芝居講談は自分の宝になっているし、自分の原点でもあるからやっていきたい。

 今回の『滝の白糸』の時のように、自分が動けなくなった時に、座ったまんまでどうやろうかと考えてやったら、「なんだ、まだ座ったまんまでもできるじゃないか」って、それがまた違ったエネルギーに変わってきています。そういえば『出光佐三(いでみつさぞう)』もよく頼まれるんですよ。

 余談ですが、今年(2026年)の2月28日にイラン情勢の悪化に巻き込まれ、ドバイで一週間足止めされた時、北九州での『出光佐三』を読む仕事を紅佳さんが急遽、務めてくれました。それこそぶっつけ本番でよくやってくれました。

 ありがとうございます(拍手)。私のは『二度目の清書』もそうですが、速いんですよね。

 ありがとうございます。そうおっしゃっていただけるのは嬉しいですね。