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〈書評〉 浅草木馬館日記 (美濃瓢吾 著)

「芸人本書く派列伝 クラシック」 第13回

木馬浪曲会の誕生

 旧木馬館は木造建築だったが、1956(昭和31)年に鉄筋二階建てとして再建された。それを機に四代目を受け継いだのが、吉之助の息子である根岸浜吉だった。曾祖父と同じ名前を貰ったこの新しい経営者は、人気に翳りが見え始めた安来節に代わる収入源を模索する。

 映画館として使用していたのもこの時期である。やがてストリップ小屋として一階を使う話が持ち上がったが、実現直前で頓挫する。そのとき声を掛けてきたのが、二階の安来節興行に出演していた浪曲師・東家楽浦(あずまやらくうら)であった。

 1970年5月、こうして現在の浪曲木馬亭の前身である、木馬浪曲会が始まる。前に名前の出た根岸京子は、この浜吉の妻だった女性だ。現在はその息子夫婦が経営を受け継いでいる。

 浅草木馬亭と木馬館は、ファンにとってなくてはならない浪曲の牙城である。その建物について知ってもらおうと思い、今回はこの原稿を書いた。

(以上、敬称略)

浅草木馬亭 公式サイト

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現在は絶版
  • 書名 : 浅草木馬館日記
  • 著者 : 美濃瓢吾
  • 出版社 : 筑摩書房
  • 書店発売日 :1996年4月24日
  • ISBN : 9784862042156
  • 判型・ページ数 : 四六判・208ページ
  • 定価 : ―

(毎月29日頃、配信予定)