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2026年9月のつれづれ(奈々福がうなる日本国憲法、玉川太福と玉川祐子のテレビ出演、東家三可子・東家千春の挑戦)

月刊「浪曲つれづれ」 第16回

 これからの日本国憲法がどうなっていくのかはまだわからないが、その文章を知らずに、どうするかを云々すべきではないのではないかと考える。それゆえ、この会では、奈々福が「うなり」はするが、内容を演出的にいじることは一切せず、原文そのままをお届けする予定だ。

 法律の文章そのまま、だけどちゃんと「浪曲」としても成立している。かなり難しい目標だとは思うが、それを目指すのである。三味線はもちろん、こうした難業には欠かせない存在である若手のホープ、広沢美舟だ。

 11月13日(金)19時より、東京都豊島区の自由学園明日館講堂にて、この会は開催される。

 学校法人自由学園は、大正10(1921)年に羽仁吉一・もと子夫妻によって創立された。現在、学校の本拠地は別の場所に移っているが、フランク・ロイド・ライト設計の本館と、その弟子である遠藤新による講堂は創立の地である豊島区にそのまま残っており、国の重要文化財の指定も受けている。

 その歴史ある建築物で、この国で最も美しい文章の一つである『日本国憲法』を読むのである。

 当日は全入場者に『日本国憲法』(小学館刊)が配布されるので、それに目を通しながら、奈々福のうなりに耳を傾けていただくことが可能となる。

 同書は昭和57(1982)年、29葉の写真とともに憲法全文を紹介したビジュアル本として刊行された。当時としても珍しく、各種報道で取り上げられるなど話題になり、現在まで版を重ねるロングセラーになっている。本はぜひお持ち帰りいただき、後でゆっくり文章の美しさを味わっていただきたい。

 さまざまなコラボレーションが企画される浪曲界の現在だが、これほど独自性のあるものは他にないはずである。歴史的瞬間をお見逃しなく。11月13日は自由学園明日館へ。ご予約はチケットぴあにて。

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