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2026年9月のつれづれ(奈々福がうなる日本国憲法、玉川太福と玉川祐子のテレビ出演、東家三可子・東家千春の挑戦)

月刊「浪曲つれづれ」 第16回

太福と祐子、『徹子の部屋』に出演

 奈々福の弟弟子である玉川太福の活躍についても、言及しておかなければいけない。

 太福は、令和7(2025)年と令和8(2026)年の新宿末廣亭1月下席で2年連続で主任を務めたことで、浪曲ファン以外にもその名が広く知れ渡ることになった。それに続いて今度は、池袋演芸場9月上席の後半にも夜席で主任を務めることになった。

 本記事が出る頃にはすでに終了しているが、これも歴史的な意義のある興行である。浪曲師が落語を中心とする寄席のトリをとることが日常化した未来が、もしかしたら近づいているのかもしれない。

 さらに玉川太福は、9月22日(火)に長寿番組『徹子の部屋』に出演することが決まっている。といっても主役としての登場ではなく、本年10月1日で104歳となる、曲師・玉川祐子の付き添いとしての出演である。

 太福は、修業時代に祐子と夫であった玉川桃太郎に可愛がられ、浪曲師としての基礎を学んだという経緯がある。そのことから現在も祐子との関係が深く、しばしば大先輩のことをうなる新作浪曲も手掛けている。これも人気番組『笑点』で短縮版ながら披露された「祐子のセーター」をご記憶の方も多いだろう。

 このときは、しかも、題材とされる話の主役である玉川祐子自身が三味線を弾いたのである。100歳を超えて『笑点』、そして『徹子の部屋』への出演が叶ったのだから、これ以上の恩返しはないように思う。9月22日、『徹子の部屋』視聴をお忘れなく。

玉川太福 X