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上方講談の伝統を未来へ繋ぐ、継承者にして開拓者 旭堂南華(前編)

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第34回

あっけなくも粋な命名の瞬間

南華 その時にね、南に麗しいで「南麗」(なんれい)、南に絵画の絵で「南絵」(なんえ)、で「南華」(なんか)。師匠は南の花でもいいけど、辞めた人がいてはって、辞めたとはいえ、もしかしたら戻ってくるかも知れないんで、中華の「華」にしたらどうかなというのと、それに左右対称の字がいいというので、「南絵は言いにくいので、南華がいいです」言うたら、「じゃあそれで。乾杯!」と。

南華 そうですそうです。師匠が3つ名前を持ってきた時に、その時におかみさんはパジャマを着てはったんですが、「ちょっと、可愛らしい名前にしてあげェ」って言ってくれはったんですよ。ほんなら、師匠が「いやあ、南てつけるから、そんなに可愛らしい名前にはならへん」って(笑)。そうしたら、おかみさんが「南ついてたら、可愛らしい名前がないんじゃないか」言うて。そしたら師匠が「南派やから『南』はいるねん」っていう件(くだり)があって、その時、可愛らしい名前はなかったですね(笑)。

南華 座りもええし、字画的にも「花」よりも、「華」の方が好きです。

(以上、敬称略)

旭堂南華(なみはや講談協会 公式ホームページ)

旭堂南華 X

(5月1日配信予定の〈中編①〉に続く)