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〈書評〉 たぶん、僕のジャム。 (金子学 著)

「“本”日は晴天なり ~めくるめく日々」 第14回

終わらない青春

 『たぶん、僕のジャム。』の世界は、どこかうしろシティを感じさせてくれる雰囲気がある。

 どの話も面白いが、『ティーシャツをちぎる』なんて、すごくうしろシティの世界を感じる。でも、これもコントを小説にしたという内容ではない。小説として読み手の頭の中で映像を浮かべることが、この話が一番活きる内容になっている。

 私の場合は、最後のシーンがスローモーションで頭の中に浮かんできた。

 こんな町があるなら行ってみたい。いや、住みたい。

 私もこの学校に通って、『僕』『田中』『へそ山』の仲間になりたい。私の本名は「片山」なのだが、実はあるお話の中に、片山君が登場する。「これは私に違いない」と勝手に思っている。

 解散し、主に裏方として作品を作り続けている金子君はとても楽しそうだった。変な言い方だが、解散という未来の先にこの作品があった。解散は残念だが、この本に出会えたことはとても嬉しい。

 うしろシティをまた見たいという、一ファンとしての勝手な思いはあるが、『たぶん、僕のジャム。』ですこし、うしろシティを感じることができた。

 ぜひ、続編を描き続けて、『僕』『田中』『へそ山』の世界をもっともっと見せ続けてほしい。

 ずっと中学生のままの最終回のない世界を――。

(文中、敬称略)

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  • 書名 : たぶん、僕のジャム。
  • シリーズ名 : 5分で笑える本とコント
  • 著者 : 金子学
  • 出版社 : 主婦と生活社
  • 書店発売日 : 2026年6月
  • ISBN :9784391168013
  • 判型・ページ数 : 四六判・176ページ
  • 定価 : 1,320円(本体1,200円+税)

(毎月1日頃、配信予定)

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