NEW

〈書評〉 上方落語 笑われてあと心地よき 寄席囃子 (四代目 林家染丸・門弟一同 著)

「芸人本書く派列伝 オルタナティブ」 第16回

玉の輿か好きな女か

 意外なエピソードも紹介されている。

 ウィキペディアにも記載があるように、染丸には1972(昭和47)年ごろに芸界を離れていた時期がある。その事情についても書かれていて、良家から養子縁談を持ち込まれたのが原因なのだという。先方は東京の売れっ子・立川談志と親しく、仲人を頼んだ。挨拶に行けと言われて銀座のクラブに談志を訪ねると、こんなことを言われたのである。

 実は染二には交際している女性がいた。玉の輿か好きな女か、と思い悩んだ挙句、現実逃避をして東落ち、ということになった。時に23歳、まだ血気盛んな時期である。

 そのあとの仕儀については、読んでのお楽しみ。なるほど芸人らしい話である。

四代目 林家染丸(上方落語協会 上方落語家名鑑)

公益社団法人 上方落語協会 HP

(文中、敬称略)

クリックするとAmazonに移動します
  • 書名 : 上方落語 笑われて
  •     あと心地よき 寄席囃子
  • 著者 : 四代目 林家染丸・門弟一同
  • 出版社 :西日本出版社
  • 書店発売日 : 2026年7月
  • ISBN :9784911497043
  • 判型・ページ数 : 四六判・274ページ
  • 定価 : 2,200円(本体2,000円+税)
現在は絶版
  • 書名 : 上方落語 寄席囃子の世界
  • 著者 : 林家染丸
  • 出版社 :創元社
  • 書店発売日 : 2011年4月
  • ISBN :9784422700755
  • 判型・ページ数 :B5判・2冊
  • 定価 : ―

(毎月19日頃、配信予定)

前回のオルタナティブ(新刊案内)はこちら